長尺歯切加工

長尺歯切加工とは、一般的な縦型のホブ盤では加工が難しい全長及び歯幅・有効長の長い歯車・スプライン軸の加工です。横ホブ盤と呼ばれる一般的な旋盤に似たホブ盤を用いて加工します。弊社では芯間が2000㎜×1台、3100㎜×1台、3200㎜×1台の計3台の横ホブ盤で長尺歯切加工を行っております。軸形状の平歯車/はすば歯車だけでなく、全長に対して9割の有効長をもつインボリュートスプライン軸/角形スプライン軸、Φ400までのロール等様々な加工を行っています。対応サイズはφ12~φ400、全長3200mmまでがワンチャッキングで加工可能です。

弊社ではサンプル加工として自動車用インボリュートスプライン モジュール1 歯数10のホブカッターによる歯切加工を行いました。軸の外径はφ12で軸全長は740㎜、スプライン有効長は700㎜です。ホブカッターでの加工は加工負荷が大きく、細径軸の場合旋盤と同様にワークが逃げ歯面にビビりが生じることがありますが、長年蓄積してきたノウハウで歯面へのビビりもなく、寸法面でもオーバーピン寸法±0.005㎜で有効長全体が加工されています。弊社事務所にて展示してありますのでご興味のある方は是非ご来社いただき、手に取ってご覧ください。

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石田歯車工業株式会社
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